気体反応・分圧・溶解
難易度順30問
メタノール、メタン、エタノール、炭酸塩、金属、過酸化水素、 一酸化炭素、炭化水素の燃焼を扱います。 各問題は単独で成立するよう、反応式と条件を問題文内に記載しています。
共通して使用する値
CO₂の溶解度について特に断らない場合、 273 K、CO₂分圧1.0×10⁵ Paで、 水1.0 Lに0.080 mol溶けるものとします。
H₂、O₂、CO、CH₄の水への溶解は無視します。
基礎 Q1〜Q8
メタノールから生じる気体
メタノールCH3OH 0.12 molを、 十分な水蒸気と完全に反応させた。
生成するCO₂とH₂をそれぞれ求めよ。
メタンの水蒸気改質
メタンCH₄ 0.15 molを、十分な水蒸気と完全に反応させた。
生成するCO₂とH₂を求めよ。
エタノール改質後の水素純度
エタノールC₂H₅OH 0.10 molを、 十分な水蒸気と完全に反応させた。
反応直後の混合気体中におけるH₂のMole fraction(モル分率)と純度を求めよ。
炭酸カルシウムから発生するCO₂
炭酸カルシウムCaCO₃ 5.00 gに、 十分な塩酸を加えて完全に反応させた。 CaCO₃のモル質量を100 g/molとする。
発生するCO₂は何molか。
亜鉛と塩酸の限界反応物
亜鉛Zn 6.54 gと、塩酸HCl 0.150 molを反応させた。 Znのモル質量を65.4 g/molとする。
Limiting reagent(限界反応物)と、発生するH₂の物質量を求めよ。
CO₂の溶解量
CO₂は273 K、分圧1.0×10⁵ Paで、 水1.0 Lに0.080 mol溶ける。 CO₂分圧が3.0×10⁴ Paのとき、 水2.5 Lに溶けるCO₂を求めよ。
必要な水量
CO₂分圧2.0×10⁴ Paのもとで、 CO₂ 0.048 molを水に溶かしたい。 CO₂は分圧1.0×10⁵ Paで、 水1.0 Lに0.080 mol溶ける。 必要な水量を求めよ。
水素が占める体積
H₂ 0.250 molが300 K、1.00×10⁵ Paにある。 このH₂が占める体積を求めよ。
標準 Q9〜Q18
水上置換で集めたCO₂
炭酸水素ナトリウムNaHCO₃ 8.40 gに、 十分な塩酸を加えた。 NaHCO₃のモル質量は84.0 g/molである。
発生したCO₂を298 Kで水上置換により集めた。 全圧は1.00×10⁵ Pa、水蒸気圧は3.2×10³ Paであった。 気体の体積を求めよ。
過酸化水素の分解
過酸化水素H₂O₂ 0.200 molを完全に分解した。
生成したO₂を300 K、8.0×10⁴ Paに保った。 O₂の体積を求めよ。
メタン改質の限界反応物
CH₄ 0.200 molとH₂O 0.300 molを反応させた。
反応後のCH₄、CO₂、H₂をそれぞれ求めよ。
未反応メタンを含む混合気体
CH₄ 0.200 molとH₂O 0.300 molを、次の式に従って反応させた。
反応後の気体はCH₄ 0.050 mol、CO₂ 0.150 mol、H₂ 0.600 molであった。 全圧が1.20×10⁵ Paのとき、各気体の分圧を求めよ。
CO₂の気液平衡
CO₂ 0.100 molを、273 K、気相体積10.0 Lの容器に入れ、 水4.0 Lと接触させて平衡にした。 CO₂は分圧1.0×10⁵ Paで水1.0 Lに0.080 mol溶ける。
平衡時のCO₂分圧、気相中のCO₂、水中のCO₂を求めよ。
炭酸カルシウム由来のCO₂を水洗浄
CaCO₃ 10.0 gに十分な塩酸を加え、 CO₂を完全に発生させた。 CaCO₃のモル質量は100 g/molである。
発生したCO₂を273 K、気相体積8.0 Lで水5.0 Lと平衡にした。 CO₂分圧と、水に溶けたCO₂を求めよ。
メタノール改質気体の洗浄
CH₃OH 0.100 molを十分な水蒸気と完全に反応させた。
生成気体を273 K、気相体積8.0 Lで水5.0 Lと平衡にした。 H₂分圧、CO₂分圧、全圧を求めよ。
エタノール改質気体の洗浄
C₂H₅OH 0.080 molを十分な水蒸気と完全に反応させた。
生成気体を273 K、気相体積10.0 Lで水6.0 Lと平衡にした。 H₂分圧、CO₂分圧、全圧を求めよ。
CO₂の溶解と水蒸気圧
NaHCO₃ 0.100 molに十分な塩酸を加え、 CO₂ 0.100 molを発生させた。
298 K、気相体積6.0 L、水3.0 Lで平衡にした。 298 Kでは、CO₂は分圧1.0×10⁵ Paで水1.0 Lに0.034 mol溶ける。 水蒸気圧は3.2×10³ Paである。 CO₂分圧と全圧を求めよ。
メタン改質後の未知気相体積
CH₄ 0.100 molを十分な水蒸気と完全に反応させた。
生成気体を273 Kで水5.0 Lと平衡にしたところ、 全圧は1.00×10⁵ Paとなった。 気相体積V、H₂分圧、CO₂分圧を求めよ。
発展 Q19〜Q26
メタノール改質でH₂純度90%
CH₃OH 0.100 molを十分な水蒸気と完全に反応させた。
全圧1.00×10⁵ Paにおいて、 水洗浄後のH₂純度を90.0%にしたい。 必要な水量を求めよ。
メタン改質でH₂純度95%
CH₄ 0.100 molを十分な水蒸気と完全に反応させた。
全圧1.00×10⁵ Paにおいて、 水洗浄後のH₂純度を95.0%にしたい。 必要な水量を求めよ。
水10 Lを1回か、水5 Lを2回か
CO₂ 0.100 molを273 K、気相体積8.0 Lで水洗浄する。 次の二つを比較せよ。
① 水10.0 Lで1回洗浄する。
② 水5.0 Lで洗浄後に水を除去し、新しい水5.0 Lで再度洗浄する。
最終的に気相中へ残るCO₂が少ないのはどちらか。
必要な洗浄回数
CO₂ 0.100 molを273 K、気相体積8.0 Lで、 毎回新しい水5.0 Lを用いて洗浄する。 各回の後に水は完全に除去する。
気相中のCO₂を0.0050 mol未満にするための、 最小洗浄回数を求めよ。
溶解度を実験値から求める
CO₂ 0.120 molを273 K、気相体積5.0 Lで水4.0 Lと平衡にした。 平衡時のCO₂分圧は2.0×10⁴ Paであった。
CO₂分圧1.0×10⁵ Paにおいて、 水1.0 Lに溶けるCO₂の物質量を求めよ。
初めのCO₂量を逆算
ある量のCO₂を273 K、気相体積7.0 Lで、 水6.0 Lと平衡にした。 平衡時のCO₂分圧は1.5×10⁴ Paであった。
初めに存在したCO₂の総物質量を求めよ。
水性ガスシフト反応の反応進行度
CO 0.300 molを、十分な水蒸気と反応させた。
反応後の気体を273 K、気相体積10.0 Lで水5.0 Lと平衡にした。 H₂分圧が4.0×10⁴ Paであった。 Reaction extent(反応進行度)、未反応COの物質量、 CO分圧、CO₂分圧を求めよ。
温度によるCO₂分圧の違い
CO₂ 0.100 molを、気相体積8.0 L、水5.0 Lで平衡にする。
273 Kでは、分圧1.0×10⁵ Paで水1.0 Lに0.080 mol溶ける。
298 Kでは、分圧1.0×10⁵ Paで水1.0 Lに0.034 mol溶ける。
それぞれの温度でのCO₂分圧を求め、比較せよ。
挑戦 Q27〜Q30
プロパンの燃焼とCO₂洗浄
プロパンC₃H₈ 0.100 molとO₂ 0.600 molを完全燃焼させた。
298 Kまで冷却して生成水をすべて凝縮させた後、 気体を気相体積10.0 Lで水10.0 Lと平衡にした。 298 KでのCO₂溶解度は、 分圧1.0×10⁵ Paで水1.0 Lに0.034 molである。
O₂分圧、CO₂分圧、全圧を求めよ。
全圧から反応進行度を求める
CO 0.200 molを、十分な水蒸気と反応させた。
反応後の気体を273 K、気相体積6.0 Lで水4.0 Lと平衡にしたところ、 全圧は8.00×10⁴ Paであった。 反応進行度と各気体の分圧を求めよ。
燃焼生成物から未知炭化水素を決定
未知の炭化水素CxHy 0.0500 molを、 十分なO₂で完全燃焼させた。
生じたCO₂の総量は0.150 mol、 生じたH₂Oは0.200 molであった。 x、yおよび炭化水素の分子式を求めよ。
炭酸塩混合物の組成分析
CaCO₃とNaHCO₃からなる混合物10.00 gに、 十分な塩酸を加えて完全に反応させた。
NaHCO3 + HCl → NaCl + H2O + CO2
発生したCO₂を273 K、気相体積8.0 Lで水5.0 Lと平衡にしたところ、 CO₂分圧は1.50×10⁴ Paであった。
CaCO₃とNaHCO₃のモル質量を、それぞれ100 g/mol、84.0 g/molとする。 混合物中の各成分の物質量と質量を求めよ。